一人暮らしの人がペットを飼うとどのような心理状態になるのか
一人暮らしの方にとって、帰宅は寂しいものです。
ペットがいてくれるなら、飼い主にとっては心なごみます。
今回はペットを飼うことにより、人はどのような気分になるのかどう感じるのか?
つまりペットが人に与える心理を、医療従事者であった私が解説します。
【心理1】人を和ませる
鳴き声を聞くだけでも、なぜか心が落ち着きますよね。
しかしペットを好きではない方からすれば、ただうるさいだけでしょう
その声が一人暮らしの方にすれば、たまらないのではないでしょうか?
また「飼い主である自分を頼りにしてくれている」と感じ取れます。
鳴き声、甘えてくる表情、揺れるまなざしが人自身にさまざまな感情を感じさせるのです。
愛すれば愛するほど絆は強くなり、ペットの心境に触れることができます。
【心理2】心を共有できる
アイコンタクトができれば言葉がなくとも、心は通じます。
ペットが何を欲しがっているのか何を考えているか、家族のように接することで意思疎通は軽くできます。
また共に暮らすことでペットが生まれて今に至った苦労を、自分に合わせて感じることができるのです。
ペットの生き方と自分の生き方と照らし合わせることは、「ミラー効果」の一種です。
ここでミラー効果によるメリットとデメリットをまとめておきましょう。
メリット
- ペットの気持ちに立ち行動する、ペットが好きな方でもわからない泣き声で訴えたいことがわかります。
- 同じ時間を共有する事で「今に至るまで大変な時期を生きてきたのか」と、人に対し感慨深い心理を生みます。そのように思った時、人に対してペットは大きな存在になります。
デメリット
- ペットと人間という関係を壊してしまう。普通なら上下関係があり、躾ける役目を人は放棄します。
- 人にとって絶対的存在となったペットは、人に対して依存させる心理を生みます。
このように猫かわいがりする飼い主の心理は、「人とペットとのあるべき関係」を壊したため起こったことと定義付けられます。
ペットへの過剰な感情移入が、依存を聞き起こしたと考えられるのです。
また愛を乞うペットと寂しさを隠す人が合えば、共依存という恐ろしい関係を築きます。
でも誰もがそのようなことにはなりませんとは言えません。
もしペットが死んだ恋人のペットだとしたら、もし父親が残していったペットならば、ペットが人にそのような心理を抱かせるのです。
愛しいからこそ、ペットと人の立ち位置は明確にさせる必要があります。
【心理3】いるだけで心が落ち着く
家族によって生活音は違います。
ある家では慌てふためくように食事する音。一方ペットを飼っている一人暮らしの場合、ペットの声で朝が始まるでしょう。
人はおかしなものです。家に愛犬がいる生活にすぐに慣れます。
つまりペットの声が、人を和ませるのです。
また愛犬の匂いが当たり前になって、臭いとは思わなくなります。
ただいるだけで、人には精神安定効果をもたらしているのです。
スポンサーリンク
【心理4】服従させることができる
この点はすべてのペットではなく、犬に限ります。
犬の特徴として、飼い主に服従する行動が見られるのです。
一人暮らしをされている方にとってしつけがしっかりできて、目の前で従ってくれるとちょっとばかり嬉しいものです。
ペットは言葉を持ちませんが、人にとって最大な理解者であるであることはいえます。
【心理5】温かな目で見守ってくれる
愛犬の瞳は常に人に対して愛情が欲しいと訴えかけます。
見つめられるとうっとりしてしまいますよね。とくに愛玩犬であるトイプードルに見つめられると、好きになってしまいます。
「目は心の窓」という言葉通り、人に対してペットである動物は目の動きや瞬きなどで物事を言おうとする特徴を持ちます。
ペットである犬も実は人の心を読み、愛情がなく接する人には威嚇する習性があります。
愛情たっぷりな環境で育つ犬は「犬の最大の防御術」である威嚇を封じられているのです。
そのよううな環境で育ったペットは、人を信じ切っているので優しい顔しかみせません。
人に対して癒しの効果をだします。
人が悲しむ時はその悲しみに寄り添い、疲れている時、愛犬は人を慰め労う事もできます。
人にとってペットは友でありよき理解者でありそして唯一心を許せる相手なのです。