日本人がフランスで一人暮らしをするときに知っておきたい注意点7選!
海外に住みたい!という方々の中には、ヨーロッパ・フランスをご検討されている方、これから留学やワーキングホリデーなどで渡仏する予定のある方も多いと思います。
日本人にとってのフランスの典型的なイメージといえば、華の都パリ、エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、ワイン、チーズ、可愛いパティスリー、お洒落なブティック。
そしてフランスパンを持って歩くパリジャン、南仏バカンス…といったところでしょうか。
しかし実際に住んでみると、現実の厳しさも知ることになります。
とくに単身で渡仏し誰も知り合いがいない中、一人暮らしとなると最初は大変なものです。
地方在住経験もある現在フランス・パリ在住の筆者が、フランスで一人暮らしをするときに知っておきたいこと(注意点)を紹介します。
それではご覧ください!
目次
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1.【注意点1】郵便の不在届けが入ってないことが多い
一人暮らしで困ることの定番は、宅配便や郵便で荷物を受け取るときに外出していると引き取りが難しいことですよね。
家族がいないため、代わりに誰かに頼むことができません。
日本が素晴らしいなぁと感じるのは、時間指定で受け取り・ちゃんとその時間に確実にくること。早朝や夜間の時間帯や土日も稼働しているところです。
フランスの場合時間指定ができたとしても、時間通りになんてきません(ドライバーの都合でできないことがほとんど)。
そして遅延の連絡もないのです!
こちらが時間指定の間に待機していて、来ないな〜と電話してみると…。
「あ、明日でいいかな。あなたの住所の地区で、配達が今日は他になかったから。明日の朝ならその区の配達多いから行くよ」なんてよくあります!(笑)
そして何より、そもそも不在届けが入ってないこともよくあるのです。
日本から荷物を送ってもらうときは、私は追跡サービスをつけるので今どこに荷物があるか分かります。
追跡システムで検索すると、「不在だったため、センターに送り返されました。」と表示され、郊外のセンターに戻されていたりしたことが何度もありました。
ただ普段ならあるはずの不在届けが、郵便受けに入って無いことも多いのです。本当に来たのか?!と疑ってしまいますよね。
ですので重要な荷物や手紙は、追跡サービスを付けることをオススメします。
また不在だったからということで荷物をアパルトマン(※家具付きアパートメントのこと)の玄関や、郵便受け付近に放置されるということも度々あるようです。
そして他の住人や通行人に中を荒らされ盗まれる…。私はその被害にあったことはありませんが、たまに聞きます。
この問題を防ぐためにも、保証はつけていたほうが良いでしょう。
2.【注意点2】エレベーターがないアパルトマンが多い
フランスのアパルトマンは古い建物が多いです。それもあって、エレベーターがないアパルトマンが多いこと多いこと!
因みに現在私が住んでいるアパルトマンにもありません。(笑)
以前住んでいたところは7階建てでしたが、6階までしかありませんでした。途中の階までしかエレベーターがないところも多いです。
セキュリティなども整っている比較的新しいアパルトマンには、エレベーターはあります。日本人駐在員の住まいには絶対ありますね。
エレベーターがないところは家賃が安くなるので、学生やワーキングホリデーの方々にはオススメです。
買い物をたくさんするから階段はキツイ!という方は付いてるところを選ぶと良いでしょう。
慣れれば問題ないですし、運動になって良いのです。
しかし日本に一時帰国をしたときの、20kg強のスーツケースを運ぶときは毎回参ります。(笑)
3.【注意点3】洗濯機が置けないところが多い
アパルトマンの部屋や水道管の配置上、洗濯機がそもそも置けないという部屋が多いです。
比較的大きめの部屋の住人でも洗濯機を持っている人も多いので、皆さんコインランドリーを使用します。
私も常連の1人です。
また法律上、洗濯物を外に干せないことになっているので、洗濯機を持ってない人でも乾燥機のためにコインランドリーを使用する人は多いです。
もちろん部屋干しは可能ですが、乾きにくくジメジメしますよね。
洗濯機が無い・置けない部屋の家賃も安くなるので、家賃を抑えたい方には問題ないでしょう。
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4.【注意点4】クーラーがない
クーラー(エアコン)がある家庭はほとんどありません。夏は扇風機です。
フランス人にとってクーラーは主流ではないとのこと。ですのでクーラー取り付けに対応されてない部屋が多いです。
もちろんショッピングセンターやホテルにはありますが、日本やアジアのようにキンキンに冷えてる感じではありません。
フランスの夏もそれなりには暑いので、猛暑はかなりキツイです。私は家では裸族です。(笑)
一応、扇風機はありますが生温い風…。
外も凄く暑くても、メトロなど電車内にクーラーはほとんどないので、サウナ状態。逃げ場が無いです。
ショッピングセンターなどの施設に逃げ込めば大丈夫ですが、日本にようなクーラーの涼しさほどの感動はなく温度はそんなに低い設定ではありません。(日本の場合、クーラーが効きすぎて寒いこともありますけどね)
効果的な風を与えてくれる性能の良い扇風機をお部屋に用意して、夏を迎えましょう!
5.【注意点5】水に関するトラブルが多い
シャワーの排水口が詰まる率がかなり高いです。基本的に古い建物が多いからでしょうか。少しサボるとすぐに詰まります。そんなとき便利なのは、排水管クリーナー Destopです。
定番で皆さん使用されています。
またお湯はタンク式で、使い放題ではないアパルトマンも多いです。
15分くらいですぐに水になってしまったり…。短いタンクだと10分もお湯がもたなかったりも。
シャンプーや石鹸をつけたまま裸で、またお湯が溜まるのを10-15分待たないといけなくなるということはないように急ぎましょう。
もしくはそういったタンクではないか・お湯は使い放題なのかを、物件探しのときに確認しましょう。
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6.【注意点1】遅くまでやっているお店がほとんど無い
一人暮らしで夜遅くに帰ることが多い人にとって、とくに日本って便利ですよね。コンビニはあるし、遅くまでやっているスーパーやドラッグストアも多い。
あとは何より日曜日も営業していますよね。
フランスは、もちろん日本のようなコンビニはありません。スーパーは遅いところで23時のところもありますが、基本的に21時〜22時閉店。そして日曜日に空いている店が少ないです。
日曜日に空いているスーパーに行くのに、メトロに乗らないといけなかったり。
私はパリ市内中心部在住のため、運良く一件、近所に日曜日に空いているスーパーがあります。因みにFranprixというスーパー。
それでもやっぱり緊急なときや、夜中に次の日の仕事に必要なものが足りない!と思い出したときは、コンビニや24時間営業のお店があればなあ…と思います。
買い物だけでなく、コピー機やプリンターがあったり、色々できますよね。
一応アラブ人経営の小さなお店は、深夜3時まで空いてたりはしますが、かなり高いです。
耳寄り情報としては、最近パリのChâtelet や les halles 界隈に24時間営業のスーパーもできたそうです。
物件探しの際は営業時間が長いお店や、日曜日も空いているお店がある地域を選びましょう!
7.【注意点7】訳あり物件が多い
上記のエレベーター・クーラー・洗濯機が無いところで「すでに訳あり物件」だと日本人は思うのですが、まだまだあります!
最上階のいわゆる女中部屋が集まる階の部屋には、トイレが付いていないことが多いです。そのフロアにシェア用のトイレがあります。
女中部屋とはフランス語では「Chambre de bonne 」といって、昔女中さんが寝泊まりしていた部屋。
屋根裏部屋なので、天井が斜めになっていたり形が三角形です。
狭いのでトイレがなかったり、シャワーもなかったりする部屋もあります。
隠れ宿みたいなので、可愛い雰囲気はあります。
かなり家賃が安くなるので、日本人学生で借りる方が多いです。パリで350-450ユーロくらいのところも。
誰かとルームシェアするのは気疲れするから、シェアは避けたい…!
だから一人暮らししたい…でも家賃を抑えたい…!
という方にオススメです。
トイレのシェアのみなので99.9%一人暮らしで、干渉はなくゆったり過ごせます。
8.【注意点1】まとめ
いかがでしたでしょうか?
このように記事にまとめてみると、なんだかフランスって先進国なはずなのに先進国じゃない?!と思えてしまいますよね。
フランスが不便なのか日本が便利すぎるのか分かりませんが、いずれにせよ日本の生活に慣れてしまっているとフランスの生活はサバイバルといっても過言ではないでしょう。
パリ症候群というコトバもあるように、イメージとは全然違うことが基本的に多いです。
とくに単身で渡仏し、一人暮らしをするということになると精神的にも辛くなることもあるかと思います。
言葉の違いや文化の違い、知り合いが少ないといったところもあり不安にもなります。
しかし慣れればどうってことないです。全くフランスは!とイライラすることは今でもありますが(笑)、これがフランスだよね…と受け入れられるようになります。
皆さん大変なこともありますが、フランスの一人暮らし生活を精一杯楽しんでいきましょう!
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