韓国で一人暮らしをする時に日本人が知っておくべきこと
今ではすっかりお馴染みになった韓流やK-POP。
2004年の冬のソナタ日本字幕放送から始まり、大ブームしましたね。
最近はネットを通じて、世代まで越え浸透しています。
「韓国ドラマにはまって、韓国で語学研修にトライしたい。」
「K-POPの大ファンで留学しながらコンサートやライブに出かけたい。」
「韓国ドラマの影響で韓国で生活してみたい。ワーホリに行こうか迷っています。」
そんなあなたに韓国で暮らした5年間の経験を通して、色々アドバイスしていこうと思います。
あなたの韓国での一人暮らしが素敵で、楽しいものになるように応援しますね。
私が初めに韓国へ旅行したのは19歳の春の激安ツアー。
2度目はふらり、一人で宿も決めず夏休みに1週間。
海外文通をしていた延世大学の学生さん達と合流して、楽しい7日間を満喫しました。
90年代でしたが、人が親切で本当に温かい。街が生き生きしていて、人々が元気でエネルギッシュ。そんな韓国が大好きに。
韓国を一人旅をしていて感じたのが治安が良く、安全で過ごしやすかったことです。
「この国なら女性が一人でも暮らせそう」と感じ、再び2000年に韓国にワーホリに。
その当時は韓流はなく、ワーホリに来ても仕事が見つからないのが現実。
高卒レベルの日本語とカナダの短大の学歴では結局、韓国語ができなければ企業にも日本語学院にも就職できない。
ましては普通のコンビニのアルバイトまでもできないのが現状でした。
そこでソウルにある、唯一の日韓交流カフェにバイトを探しに。
ラッキーなことにカフェの韓国人マネージャーさんから「バイトしても良いよ」と言われ雇ってもらうことになりました。
経営者さんが変わってもお客さんには本当に良くして頂き、また社長、スタッフの仲間達とも家族の様に仲良しになり2年間働かせて頂きました。
当時のアルバイト費は220円。
これだけでは生活するのは無理だったので、日本語会話のプライベートレッスン、学院などでもバイトし生活費を稼ぎました。
学校は学期ごとに10万円程度。貯金を使い大学付属の韓国語語学校に入り、2~6級まで勉強しました。
その後は韓国語ができるようになってからは韓国人小学生の英語教師をしたり、翻訳の仕事(時給700円)をしました。
韓国には5年暮らしたのですが、その3年間は一人暮らしです。
コシュウォン(考試院)、3か所のハスク(下宿)、2か所のワンルーム(1LDK )を転々としました。
今回のトピックは女性の一人暮らし韓国編。
女性が韓国で一人暮らしするとなると文化の違い、食事、物価、治安、住まい、いろいろな面で心配になることでしょう。
そこで自分の体験を通して、「それをどのように対処していくか」「していた工夫」「気をつけなければいけない事」を紹介します。
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1.韓国の住まい選び
韓国で一人暮らしを始めようと思っているあなたは、どんなお部屋に暮らしたいですか?
韓国では一人暮らしというと、コシウォン(考試院)、下宿(ハスク)、ワンルームに分けられます。
コシウォン(考試院)
コシウォンは約3畳ぐらいのスペースにベット、机、電気スタンド、小さなタンスがこじんまりと置いてある貸し部屋をいいます。
お値段は2万5千円位から。
経験上、部屋も狭く、窓が本当が小さくて息苦しい感じがします。
トイレ、シャワー、洗濯機は共同で使用。
食事は食堂で、ご飯は常にジャーに用意されているのですが、おかずは自分で用意しなければいけません。
浄水器が設置されていて、常時冷たい飲み水とラーメン用、お茶のお湯が使えるので便利です。
私は2か月お世話になりましたが、あまりの窮屈さに耐えられず下宿(ハスク)に変えました。
今はコシテルと言うものがあり、コシウォン+ホテルのコンビネーションのようにコシウォンのお部屋に冷蔵庫、シャワー、トイレが一緒になった便利な賃貸もあります。
お値段の方は4万円からあるそうです。
食事は簡易食堂のキッチンをつかえます。洗濯は共同です。
下宿(ハスク)
お部屋は4,5~6畳の広さで、ベット、机、テレビがついています。1か月5万円が相場だそうです。
トイレ、シャワーは共同。朝食、夕食が付きます。
私が下宿した2か所はトイレ、シャワー、洗濯機が共同でしたが大きな下宿所ではなかったので、ワンフロアーに3部屋、5人が住んでいて交代交代にひとつのシャワー付きトイレをシェアーして使いました。
朝忙しい時に洗面台を使えなかったり、部屋に帰って来てすぐ汗を流したくても待たなければいけなかったので大変でした。
もうひとつの下宿所では、平屋に何部屋かある家族の一部屋を借りルームメートの2人で使いました。トイレ、シャワー、洗濯機は共同でした。
この下宿所は廊下の電気が暗く、夜トイレに行くのが嫌でしたが、ルームメイトが仲良しの女友達だったので何とか楽しく過ごしました。
ちなみに17年前当時の家賃は2.5~3万円ぐらいでした。
私はアルバイトを夕飯の時間帯までしていたので、食事は抜いてもらいました。
学生さんには下宿生活は少し不便な所を我慢すればお友達を作ったり、情報交換をしたりと楽しい事もいっぱいです。
その上韓国語会話の上達や宿題を手伝ってもらえたりと便利です。
学生街の下宿所は入り口が簡単に行き来できる所も多く泥棒も多いので、貴重品には注意しましょう。
私はスーツケースに鍵をかけ布をかぶせ見えないように、貴重品はしまって置きました。
オクタッパン(屋上にある部屋)
韓国のドラマでたまに見かける屋上にある小さな部屋。
部屋の外、星空の下で焼き肉に焼酎で乾杯しているシーンを韓国ドラマや映画で見かけたことあると思います。
私の主人は以前こちらのタイプの下宿所に住んでいました。
部屋自体は4畳半ぐらいで狭かったのですが、部屋の外に個人のシャワーがついていたり、大家さんの冷蔵庫が置いてあり親切にも使わせていただきました。
牛乳がニンニク臭くなったりして、さすが韓国と笑ったこともありましたが。
ちなみに家賃は朝夕飯付きで4万円~5万円でした。
屋上のスペースに洗濯を干したり、眺めが良くてベンチに座りリラックスもできました。
オフィステル:ワンルーム
社会人の方はオフィステル:ワンルーム(1LKD) で一人暮らしをするのがベストだと思います。
契約は一年で50~200万円の保証金を払って、月々4~5万円の家賃+光熱費、管理費を払う。保証金は全額返されます。
ここで気をつけなければいけないのは契約時に保証金の領収証をきちんと作成してもらい、役所で日付の印をきちんと押してもらうこと。
解約の際に問題があった場合、日付の印が押してあるときちんと証明する事ができるそうです。
出典:konest
オフィステルは電気製品、ベッド、机、家具、キッチンが全部ついていて、日本でいうウィークリーマンションのように必要なものが揃った部屋になります。
時間を気にせず自由、社会人でプライバシーが気になったり、自分のリラックスする空間が必要と言う方にはぜひオススメです。
私が2002年に住んでいたヨンヒ洞のワンルームは、保証金なしの管理費、光熱費なしの6万円位でした。
当時は部屋はガスレンジ、電子レンジ、クーラー以外は何もついていなかったので、自分で家具や寝具などを持ち込みました。
日当たりの良い部屋で冬は暖かく良かったのですが、夏は少々暑かったです。
夜は冷え防止の為,冷房を止め、扇風機で窓を開け暑さをしのぎました。
洗濯は洗濯室でし、部屋のドライラックで乾かしました。韓国は乾燥しているので服がよく乾きます。
新築の7万円のワンルームに入居したこともありました。
こちらは日当たりは悪いのですが冬は床暖房、ヒーター、夏は冷房完備で快適でした。
洗濯機も各自ベランダに設置されていて、トイレもシャワーも新しくきれいで良かったです。
※住まいに関する記述は下記のサイトを参考に、今はどうなのか確認しながら書きました。
2.韓国の文化・人柄
韓国で生活していて一番ありがったことは、人がとても温かかったことです。
会って間もないのに家族の様に仲間に入れてくれたり、親身に相談にのってくれる。
家族や友人もいない異国の地なのに本当に寂しさを感じない、賑やかで人の情が厚い。
そんな場所がソウルでした。
でも慣れてくると、「あれっ。どうして日本の一線を置くという習慣はあまりないのかな?仲良しだからまあ仕方ないかなあ」と思う時もしばしば。
私は干渉されたり、突然の訪問客を気にしないタイプなので平気でしたが、日本人の友人の中には「親しき中にも礼儀ありなのに。。一言断ってくれればいいのに」と困っている方もいました。
たとえば自分が何かしている時に突然の訪問客。
はっきり「今は〇〇しているから忙しいからまた後で来てくれないかな?」「今度は電話して聞いてからにしてね。」と言えればいいのですが、ハッキリ言えないで黙っていると相手は「あなたも一緒に楽しんでる。」
「仲が良いからいつでも遊びに来てもOK」と勘違いされ、向こうのペースに乗せられてしまうケースも結構あります。
そういう時は直接自分の気持ちをダイレクトに伝えましょう。
韓国の方はアジアのスペインといわれているくらいなので、情熱的で意志表現をハッキリしている方が多いです。
正直な気持ちを伝えると相手も理解し、もっといい関係が作れます。
カナダにいると韓国の方と日本人が仲良くしているのをよく目にします。
経験上、アジアはアジアでも風習や文化が似ていたり、目上の方に対する態度や家族を大切にする考えが同じなので付き合いやすく、気が合うのは確かです。
情が厚いのでお互いを大切にしたり、グループで一緒に和気あいあいとバーベキューをしたり、飲みに行ったりと楽しめるのがいいですよね。
韓国人だからとか日本人だからとと比較するのよりも「そういう傾向もあるのだなあ」とあまり深く考えたり、感情的にならないと人間関係も上手くいきます。
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3.韓国の食事
韓国料理というとキムチ、韓国のり、チゲに何が思い浮かびますか?
美味しいもの天国の韓国ソウル。
屋台から食堂、カフェ、ベーカリーそしてレストランまで美味しいもの尽くめ。
2000年前半と比べるとお値段も少し上がりましたが、それでも日本と比べると一般的な食堂、居酒屋、屋台はお値段も安くリーズナブルです。
洋食レストラン、カフェ、料亭などでの値段はちょっと高めです。
逆にボリュームもあるので、美味しいからと食べ過ぎると太ってしまいます。
運動をしたり、人駅前でバスを降りて歩いて帰ったりと気をつけなければいけない感じです。
次に食事の時のマナー。
日本はご飯茶碗やスープの茶碗を持って食べますが、韓国では置いてある茶碗からスプーンですくい食べます。
またお酒の席では目上の方が先に頂き、女性は横を向いて手で隠しながら飲みます。女性らしく可愛らしいですよね。
「韓国で鍋を食べる時、各自取り皿に取らずにみんなで箸をつつきながら食べるので驚いた」「一緒に食べるのに抵抗があった」とよく外国人から聞きます。
日本だと家族ですき焼きを食べる時、みんなで肉の取り合いの経験のある方は問題ありませんが、いつも分けて食べる方は困ってしまうかもしれません。
最近は外国の方も多いので食堂、レストランでは取り皿がついてきます。
学生時代はあまり気にならなかったのですが、韓国人女性のお友達と食べに行くと、なぜかお皿に最後のひとつが残ります。
餃子一個、パジョンの一切れ、だったり。初めは不思議に思いました。
「食べちゃっていいのかな?」
招待された時に何も残さず食べるのが日本の礼儀。
しかし韓国ではテーブルの脚が壊れるほどのおもてなしが最高と思われていて、何かお皿に残していかないと「量が少なくてまだお腹が減っている」と勘違いされると聞きました。
その風習がこの最後の一個だったんです。面白いですよね。
また驚いたのは食堂で、トイレットペーパーがテーブルに置いてあったこと。
ナプキン代わりに使っているのですが、なんか似合わない気がして疑問に思いました。便利なことに韓国では食堂のテーブルの下にちっちゃなごみ箱が置いてあります。
私は辛い物を食べると鼻水が出るのでティッシュの処理に困るのですが、韓国では下にゴミ箱があるので助かりました。
韓国ソウルでの一人暮らしの食事は、何も不自由しないと思います。
学生さんは下宿の場合は朝夕食事が付きますし、お昼は日替わり学食が美味しく安いです。
出典:ニコニコ2ちゃんねる
学校周辺の食堂でも300円から500円で美味しいチゲ定食やビビンバ、麺類が楽しめます。
辛い物が苦手でも海苔巻、うどんなども手軽に食べれ、コンビニも充実していますよ。
また社会人の方は、カフェで簡単に。
屋台でトースト(ジャムと卵焼き、野菜、チーズ)、韓国の方には結構人気があります。
出典:Facebook
お昼は同僚と休み時間に野菜のおかず(パンチャン)付いた定食がオススメ。
おなじみのキムチ、煮豆、おでんの炒め物、ナムル、卵焼きなど日によって違ったおかずが定食を頼むと無料でついてきます。
ラッキーですよね。
簡単にうどんや海苔巻専門店も良いです。
夏は冷麺、コングクス、チョルミョン、冬はチゲやカルグクス、美味しいものがいっぱいあるのでトライしてくださいね。
4.韓国の生活・物価
年々上がってきているソウルの物価。
私が住んでいた2000年前半より、かなり上がった気がします。
韓国での女性の一人暮らしの場合、日本に比べ家賃、交通費が安いので助かります。
タクシーの初乗り料金が日本の半額、バス、地下鉄鉄道なども日本に比べるとかなり安いです。
お薦めなのはT-Money。
カードを買いお金をチャージして置くと一回一回支払いしないで済むので便利で、割引もされるのでオトクです。
日本のSuicaのようなものですが、もっと幅広く使え重宝します。
出典:konest
食料品や日用品はEマートやホームプラス、またロッテマートが品ぞろいも多く安くて便利です。
一人暮らしであまり量をいっぱい買いたくない時は、近所のマートで小さなサイズの物を買ってもよいかもしれません。
以前私がソウル在住していた時は、日本の常備薬が切れた時に南大門市場にある地下の輸入品市場に出かけて購入しました。
調子が悪い時は薬局に行って相談すると、良い薬を紹介してくれます。
虫歯ができて困ったことが一度ありましたが、韓国人の友人が保険証を貸してくれ知り合いの歯医者さんに治療してもらいました。
風邪やお腹を壊した時は日本の常備薬で自力で治したり、指をけがした時は教え子の韓国人看護婦さんに手当して頂いたこともあります。
程度の軽いものは何とかなりますが何かあった時は、日本語で対応できるエージェントを通して治療を受けたり病院で診てもらうのがベストです。
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5.まとめとちょっとしたエピソード
一人暮らし韓国編いかがでしたか?
自分の国を出て一人暮らしをするとなると新しく楽しいこともいっぱい。しかし普段当たり前だったことができなくなって不便に感じたり、日本の常識とその国の常識が違ったりして理解に困ったりもします。
今回のアドバイスや体験談で、少しそれが和らげる事ができれば嬉しいです。
最後に私が韓国で暮らし始めて不思議だったエピソードをいくつか紹介しますね。
日本では人込みで人にぶつかったら「すみません」と言うのが常識。しかし韓国ではほとんどの場合、そのまま通りりすぎてしまいます。
初めは「何ですみませんが言えないんだろう」と疑問でした。
韓国ではぶつかっても人が多いのだし、忙しいのだから仕方ないとお互いが理解していたり、あまり日本のように頻繁にすみませんを使わない傾向によるものかなあと思いました。
食堂でウェイトレスを呼ぶときも「ヨギヨー!」(ここですよ)ちょっと~を使います。日本なら「すみませーん。」ですよね。
国が違うと言葉やしぐさも変わってきます。不思議ですよね。
他にはよう挨拶のように、「ご飯食べた?」と聞かれ、なんでそんなにご飯のことが気になるのかな?と初めの頃は不思議でした。
韓国では「相手がお腹いっぱい=幸せ」というニュアンスがあり、相手のことを思いやる表現のひとつなのですが初めは戸惑ってしまいましたね。
韓国で生活し初めの頃は本当に毎日が新しい発見で、「えっー」「へえー」と思うこともたびたびありましたが、慣れるにつれ「本当韓国に来てよかった、本当に良い国だなあ」と感じました。
韓国で一人暮らしから始まって、所帯を持ったり、就職したりと幸せに韓国に暮らしている日本人の方々をいっぱい見て来ています。
これから韓国に一人暮らしに出かけようと思っているあなた、楽しい韓国一人暮らしライフを満喫してください。
きっと成功しますよ。頑張ってくださいね。
書き手:バタースコッチ
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